利用者支援では自立支援に力を入れ、生活の質の向上を図ることはもとより支援する職員の働く環境についてもしっかりと整え、働き甲斐が持てる職場にすることがとても大切だと感じております。これまで以上に「生き生きと活気のある施設」となることを思い描き、優仁ホームの運営理念である「一人ひとりが主人公」をめざし、利用者の皆さんが主体性を持って明るく心豊かに生活していただけるよう努めてまいります。今後とも、皆様の温かいご協力とご指導をよろしくお願い申し上げます。
施設長 富澤 達也
運営理念
優仁ホームは、施設利用者の生活と権利を守り保証していくために、以下の運営理念を定めています。
- 利用者は、基本的人権として、生活権、労働権、教育権等憲法に定められた理念に基づく権利を保障されます。
- 職員は、利用者との意思の疎通が常に円滑であるよう努力します。
- 職員は、利用者の自覚的発達に協力してまいります。
- 利用者の集団生活と各個人の生活は、それぞれ尊重されます。
- 利用者支援の向上のために、活用できる諸制度、諸機関を積極的に利用してまいります。
基本方針
何らかの障碍があるために、地域社会で生活を送ることの困難な人々に生活の場を提供し、生きがいや生活の充足感・安心感を得られるよう支援することを目的としています。また、ご本人の希望により、地域生活移行のための支援を行います。運営にあたっては、個人の尊厳を重んじ、その尊厳にふさわしいサービスを提供することを第一としています。また、利用者、職員全体の信頼関係を大切にした運営を心がけています。
歩み入る者に安らぎを 去りゆく人に幸せを
優仁ホームの本館 東側の壁面にひっそりとこのラテン語の言葉が刻まれています。
“PAX INTRANTIBVS SALVS EXEVNTIBVS”
パークス イントランティブス サルース エクセウンティブス
これは「歩み入る者に安らぎを 去りゆく人に幸せを」という意味で、ドイツのローテンブルグ市の古城の門に刻まれている言葉です。
優仁ホームを改築した1999年は、まだ救護施設の役割について“通過施設”と強くうたわれていませんでしたが、現在の救護施設の役割(通過施設)を予感させる言葉です。
利用者の皆さんにとって、優仁ホームがこの言葉通りの居場所であることを願っています。