理学療法士と介護予防委員会の取り組み

優仁ホームでは介護予防委員会が中心となり理学療法士とともに介護予防の取り組みを行っています。
理学療法士とは、病気やけが、高齢による身体機能の低下などに対して、運動療法や物理療法を用いてリハビリテーションを行う専門職です。主に歩行訓練や筋力強化、関節の可動域改善、バランス能力の向上などをサポートし、日常生活をより快適に送れるよう支援します。理学療法士は定期的に来所し、専門的な視点から支援職員や看護師とも連携して利用者の健康をサポートしています。

介護予防委員会の取り組み
からだを動かして、毎日をもっと元気に

当施設の介護予防の取り組みの中心となり推進しているのが「介護予防委員会」です。
委員会では、理学療法士とも相談しながら、風船バレー大会やグループ体操などの運動、体力測定に加え、工作をはじめとしたレクリエーションも取り入れ、楽しみながら続けられる活動を企画・運営しています。
利用者の離床を促し、安心して前向きに参加できるよう、職員同士で声をかけ合いながら、毎回工夫を重ねています。

理学療法士インタビュー
~“分かってくれている”と感じてもらえる関わりを~

リハビリを行ううえで私が何より大切にしているのは、ご利用者に「自分の気持ちをわかってもらえなかった」と感じさせないことです。まずは丁寧にお話を聞き、状況を正しく理解すること。それが的確な支援につながり、信頼関係も深まります。痛みで思うように動けなかった方が、職員さんの協力も得ながら体操や歩行練習を継続し、やがてご自身の力で歩けるようになった姿を見たときの感動は、何度経験しても大きなやりがいを感じます。他職種の職員の皆さんと情報を共有し合い、同じ目標に向かって支援できたことが成果につながったのだと思います。「今日も歩いていらっしゃいますね」など、何気ない声かけがご利用者の意欲や自信を育む――そんな温かな関わりを、これからも大切にしていきたいです。