優仁ホームの生活

一日の流れ

6:30
起床(洗面・整容・検温など)
7:30
朝食
9:20
ラジオ体操・朝の集会・散歩(月~土)
10:00
  • 日中活動(作業・クラブほか)
  • 部屋掃除・通院・外出
  • 施設内診療、その他
12:00
昼食
14:00
  • 日中活動(作業・クラブほか)
  • 介助入浴
16:15
一般入浴
18:00
夕食
18:45
一般入浴
20:30
夜間の服薬
21:00
共有スペースの消灯

手作りの食事

当法人では食事について、健康作りや食の楽しみという観点から重要なものと位置付けていることから、長年手作りの食事にこだわりを持って提供しています。

また、誕生食(毎月)やイベント食にも力を入れており、利用者の希望を聞きながら、お寿司の日、丼の日、ラーメンデイ、鍋の日、クリスマス食、おせち料理など献立を決めています。

食堂は各フロアに1か所(計3か所)ずつある食堂でゆっくり食事ができるよう配慮しています。

健康管理

利用者自らが健康状態について意識を持ってもらえるよう健康についての意識を持てるよう働きかけています。年2回の健康診断、日々の健康管理については嘱託医(内科・精神科)の往診、訪問診療(歯科・皮膚科)、外来通院支援を行い、医療機関との連携により利用者の健康を守っています。また理学療法士、臨床心理士への相談の機会も毎月設けています。

介護予防活動

健康的に生活できるよう、日々の体操や健康を意識した取り組みが重要で、介護予防の活動に力を入れています。

  • 朝の体操・散歩
    月曜~金曜日の週5回、天候の悪い日以外は、毎朝外でラジオ体操を行います。体操の後はご利用者と職員とで集会を行い、散歩をします。
  • 集団での介護予防体操 
    体に大きな負担をかけることなく、簡単な集団体操を行うほか、年2回、身体状況を把握するため体力測定を実施しています。
  • 理学療法士の評価に沿った、個別リハビリ
    毎月2回来所する理学療法士に、生活上で必要なリハビリや、体を動かす上でのポイントやアドバイスを受け、日常生活の中で日々実施しています。

日中活動(作業・余暇活動・懇談会・ボランティア活動)

当施設では日中活動の充実に力を入れており、当施設の特徴の一つです。部屋に閉じこもりにならないよう働きかけ、日々を充実して健康的に送ることができるよう支援しています。
その中核は作業訓練で、利用者の8割以上が作業参加されているほか、クラブ活動や季節行事、介護予防活動、カラオケなど実施しており、皆さん生き生きと元気に活動しています。
また、有志による利用者代表委員会(自治会的役割)、毎月行う各種懇談会や施設内ボランティアなど、主体的な生活を送っています。

作業訓練

自立の助長・体力健康の保持および増進などを目的に利用者支援の一環として施設内作業を取り入れ、働くことの喜びを会得する機会を設け、生活に潤いを持てるよう実施しています。

作業内容…製袋作業(紙袋作り)・縫製作業・畑作業・椎茸栽培など。

作業金 …働く時間に応じて一定の作業金を支給します。

作業班

各作業班(紙工班、技芸班、外作業)についてご紹介します。

1. 紙工班

作業棟にて業者から委託された紙袋の組み立て作業や髪ゴムの台紙の組み立て、シール貼りや袋詰め、ヘアピンの検品、箱詰め等を行います。

作業時間(3時間/日)
午前 10:00~11:00 / 午後 14:00~16:00

2. 技芸班

C棟2階(本館)にてオリジナルデザインの刺し子・編み物、アイロンビーズなどの手作り品を作成する作業を行います。

3. 外作業

畑・作業棟裏(屋外)にて野菜や”しいたけ”の栽培及び収穫、草とりなどを行っています。外部からの作業依頼にも対応しています。

4. その他 外部就労訓練の機会

その他、就労先により決められた場所および曜日・時間にて外部就労の機会を設けています。

  • 施設敷地内売店の接客
  • 近隣のお寺の掃除
  • 近隣の劇団稽古場の掃除
  • 法人内他施設の清掃

クラブ活動

  • 舞踊クラブ
  • 華道クラブ
  • 音楽クラブ
  • 俳句クラブ
  • ゆうゆうスタイル 介護予防体操や運動のほか、決まった内容ではなく、作品制作や、体を使ったゲーム、毎月施設内に掲示するカレンダーつくりなど様々な取組を実施。クラブ活動や作業の参加が難しい人を対象とした(ひきこもりを極力なくす)日中の居場所づくりをしています。

行事

季節に応じた各種行事を実施しています

利用者代表委員~意見交換の場

当施設では利用者との対話を大事にし、自らの生活を主体的に送ることができるよう、話し合いの場を多く設けています。“利用者代表委員”は当施設の大きな特徴で、希望者を中心に構成し活動しています。

毎月実施する懇談・意見交換の場

  • 利用者代表委員会
    各棟の代表者・有志(10名前後)で構成された委員会
  • 各棟定例会
    毎月、棟ごとに集まり、生活上の課題や月間予定を共有します。
  • 合同定例会(健康講座)
    利用者全員が3階集会室に集まり、前述の「利用者代表委員会」での検討、「各棟定例会」の報告、職員からの情報提供、意見交換を行います。

* 上記の利用者の意見を施設運営に反映させています。

◎ 利用者代表委員 関連記事はこちら ⇒ 利用者代表委員会の歩み①
                   ⇒ 優仁ホームでの自治のある生活②

買い物・外出

買い物

日用品やお菓子などの購入は、買い物が可能な方はご自身で行います。
法人敷地内の売店(喫茶店併設)で購入できるほか、買い物が困難な方については、送迎買い物、代行買い物(各月1回)を実施しています。

衣類品類については年に3回(6月・11月・3月)に外部業者により出張販売の機会を設けています。

外出・外泊

外出や外泊について個々の状況により異なりますが、基本的に制限はありません。お体の状況や外出に伴う安全性などを考慮するほか、日中の過ごし方などの状況を踏まえアドバイスさせていただくことがあります。

外出・外泊の際には、事務手続きが必要な場合がありますので、職員に事前にお知らせください。

職員の生活支援について

職員は以下のような生活支援を行い、利用者の生活を支えています。
根底には自立支援を基本としており、その考え方は優仁ホームにおける“自立支援の考え方”をご覧ください。

日常生活
支援
食事提供・健康管理・相談援助・介護支援(必要に応じて)・居室清掃・金銭管理・代行買い物など
余暇活動
クラブ・行事・外出支援・趣味活動など
リハビリ
作業訓練・介護予防体操・日常生活動作や生活習慣の訓練など
自己実現
の支援
敷地内作業・就労支援・学習活動など

ご家族との関わり

当施設では一貫して利用者・ご家族・施設とが三位一体となった運営ができるよう信頼関係を深められるよう努めています。また、ご家族の方にはご利用者との関わりをできるだけ保っていただき、利用者についての相談、病院への入退院、他施設移管などの際にはご協力をお願いいたします。利用者の近況に関しましては、必要に応じ随時ご連絡を差し上げております。

ご家族の有志による活動 「カフェ・ユウジン」

利用者のご家族有志で運営される「カフェ・ユウジン」。施設内行事の際は、施設と連携しながら自主運営のアットホームな喫茶コーナーを設け、利用者やご家族、職員向けに語らいの場を提供して下さっています。一緒に活動して下さる方を随時募集しています。どうぞ施設へご連絡ください。